東京で活動するバンド、「しらべもの」のブログです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
頭から風邪をひくパターンが多いです、マスイです。
映画を観に渋谷へ。
『ドアーズ/まぼろしの世界 』
ロック・スターであるモリソンにスポットライトが
当たるのは当然だし、彼の性格、人生、豹変っぷり、最期の伝説化が
魅力的なものであることは分かってはいる、つもりです。
ただやっぱり、思ってしまう。
死んだらそれで終わりだ。どんなに美化されようと。
まるでギリシャ神話のようなモリソンの詩。
エロティックであり、狂気的な歌声。
聴いている人を導く、というより誘う、という感じ。
もし自分だったらどれを演奏して歌いたいかなぁと妄想する。
うーん、迷う。
「Moonlight Drive」好きなんだよなー。
「Touch Me」もいいなー。
「Twentienth Century Fox」も楽しいだろうなー。
しらべものをはじめる時、ドアーズをよく聴いていたので
「キーボード」を是非入れたい!と思ってメンバーを探していた。
キーボード兼ドラマーの加瀬さんと出会い
ドアーズっぽい曲もできたりした。
その瞬間は「わーい!」ってなるんだけど
なんというか「表面的にドアーズっぽい」という感じ。
確かにあのキーボードがドアーズの特長、という印象があったんだけども
何回か聴いてると、予測ができそうでできにくい(さすがジャズドラマーだ)
このおかしな(素人ですみません)ドラムがやたらと耳から離れなくなる。
ロビー・クリーガーのギターもなんとも「生々しい」。
元々フラメンコギターをやっていたようだ。
「When The Music`s Over」という曲をはじめて聴いた時
私はかなり身震いしたのを覚えてます。
しらべものに「日の出前」という曲があるのですが
「When〜」的なことがしたくて作ったんですけど
まあ、全然違う気もしますが
雰囲気的にはこういうことがしたくて。
1曲の中で静寂と狂騒があってドラマチックに流れていって。
さっきまでおとなしかった演奏が
急にへびみたいにくねくねしながら暴れ出す。
しかし残念ながら、私から出る音には
圧倒的に「色気」が足りません。
色気はチャンプさん担当ということにしよう。
ベースって色っぽい楽器だと思うし。ふふ。
映画を観ていて再確認したことは
モリソンは魅力的なロックスター、ではあるけれど
それよりもまず詩人であり、思想家であるということ。
欲深く、したたかであり
寂しがりやだということ。
そしてそれは至極人間的だということ。
哲学を愛した青年は
人間というものが一体どういう生き物なのか
音楽を通して試行錯誤しながらも探り続けていたのかもしれない。
彼は透明の仮面をつけることによって
恥じらいから解放され
自由奔放に動きだし、歌い出す。
しかしいつしか人々は
過剰な彼のパフォーマンス見たさに
ライブに行っていたのかもしれない。
純粋にドアーズの音楽に耳を傾ける人が
減っていたかもしれない。
仮面の下の本当の自分が
弱く、脆く、ろくでなしだとしても
人々は熱狂の渦の中にするするっと入ってくる。
そういう引力が演奏からできあがってくる。
それは決してモリソンの仮面劇のおかげだけではないはずだ。
彼らの音楽それこそに魅力があるからだ。
残された詩と歌と音が、それを語っている。
PR
映画を観に渋谷へ。
『ドアーズ/まぼろしの世界 』
ロック・スターであるモリソンにスポットライトが
当たるのは当然だし、彼の性格、人生、豹変っぷり、最期の伝説化が
魅力的なものであることは分かってはいる、つもりです。
ただやっぱり、思ってしまう。
死んだらそれで終わりだ。どんなに美化されようと。
まるでギリシャ神話のようなモリソンの詩。
エロティックであり、狂気的な歌声。
聴いている人を導く、というより誘う、という感じ。
もし自分だったらどれを演奏して歌いたいかなぁと妄想する。
うーん、迷う。
「Moonlight Drive」好きなんだよなー。
「Touch Me」もいいなー。
「Twentienth Century Fox」も楽しいだろうなー。
しらべものをはじめる時、ドアーズをよく聴いていたので
「キーボード」を是非入れたい!と思ってメンバーを探していた。
キーボード兼ドラマーの加瀬さんと出会い
ドアーズっぽい曲もできたりした。
その瞬間は「わーい!」ってなるんだけど
なんというか「表面的にドアーズっぽい」という感じ。
確かにあのキーボードがドアーズの特長、という印象があったんだけども
何回か聴いてると、予測ができそうでできにくい(さすがジャズドラマーだ)
このおかしな(素人ですみません)ドラムがやたらと耳から離れなくなる。
ロビー・クリーガーのギターもなんとも「生々しい」。
元々フラメンコギターをやっていたようだ。
「When The Music`s Over」という曲をはじめて聴いた時
私はかなり身震いしたのを覚えてます。
しらべものに「日の出前」という曲があるのですが
「When〜」的なことがしたくて作ったんですけど
まあ、全然違う気もしますが
雰囲気的にはこういうことがしたくて。
1曲の中で静寂と狂騒があってドラマチックに流れていって。
さっきまでおとなしかった演奏が
急にへびみたいにくねくねしながら暴れ出す。
しかし残念ながら、私から出る音には
圧倒的に「色気」が足りません。
色気はチャンプさん担当ということにしよう。
ベースって色っぽい楽器だと思うし。ふふ。
映画を観ていて再確認したことは
モリソンは魅力的なロックスター、ではあるけれど
それよりもまず詩人であり、思想家であるということ。
欲深く、したたかであり
寂しがりやだということ。
そしてそれは至極人間的だということ。
哲学を愛した青年は
人間というものが一体どういう生き物なのか
音楽を通して試行錯誤しながらも探り続けていたのかもしれない。
彼は透明の仮面をつけることによって
恥じらいから解放され
自由奔放に動きだし、歌い出す。
しかしいつしか人々は
過剰な彼のパフォーマンス見たさに
ライブに行っていたのかもしれない。
純粋にドアーズの音楽に耳を傾ける人が
減っていたかもしれない。
仮面の下の本当の自分が
弱く、脆く、ろくでなしだとしても
人々は熱狂の渦の中にするするっと入ってくる。
そういう引力が演奏からできあがってくる。
それは決してモリソンの仮面劇のおかげだけではないはずだ。
彼らの音楽それこそに魅力があるからだ。
残された詩と歌と音が、それを語っている。
この記事にコメントする
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
リンク
フリーエリア
最新コメント
[08/14 gvhuwbrnxp]
[05/07 chomktbtlw]
[01/10 nopmstdslb]
[01/10 blebyktmeh]
[12/17 gicovbngeu]
最新記事
(09/03)
(08/17)
(06/28)
(05/18)
(04/19)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
しらべもの
HP:
性別:
非公開
趣味:
音楽
自己紹介:
マスイ(gu&vo)、カセ(drums&key)のふたりで
2007年夏に結成。2008年10月、カセお勤め終了。お疲れさまでした。その後マスイひとりで活動。2009年1月、チャンプさんがベーシストとして加入。よろしくお願いいたします。
2007年夏に結成。2008年10月、カセお勤め終了。お疲れさまでした。その後マスイひとりで活動。2009年1月、チャンプさんがベーシストとして加入。よろしくお願いいたします。
ブログ内検索