笑って許して

どうもです、しらべもののギター弾いてるっぽい方、マスイです。

先日、はじめての場所でライブをしてまいりました。
演奏した曲を記します。

2014.5.11　渋谷 TAKE OFF 7
1. 百年の孤独
2. こどものくに
3. かざりのまち
4. 金のオノ
5. 永遠の不滅
6. 闇の光

　
この日、ご一緒した音楽家の皆さん、
「独自の世界」を確立されている方々ばかりで
聴いていて本当楽しかったのです。

私はとても愉快な気分になり、これはもうかきむしるように
ギターを弾かないと！と意気込んで
いつも以上に元気いっぱい演奏したのですが
曲の途中で一瞬、リズムを無視する（正確には見失う）
という荒業を繰り出してしまいました！
終演後、すかさずチャンプ氏に謝罪。ごめんね。

でも、演奏していてこんなに楽しいと思えたのは
はじめてだったかもしれません。
それだけでも自分にとってうれしい変化でありました。
これで演奏がバシッとかっこよければ！
日々練習練習、、。

ライブの前日、私はゆったり過ごしたい人間です。
もっと言えば一週間前から徐々にゆったりと
フラットな気持ちで過ごして本番を迎えたいのです。

しかし今回、試しに「ちょっと無理やりテンションを上げてみる」
ことにしてみました。
ここは王道に、好きなバンドのライブDVDを見てみようと思いました。

気分は高校生に戻そう！と思い
イエローモンキーのドキュメント映画「パンドラ」を再生。
映画館でも拝見したのですが、知人が「WOWOWでやってたよ」と
録画してくれたものを、再拝見。

「パンチドランカー」という名のこのツアーの最終日前、
横アリでわたくしはじめてイエローモンキーのライブを観たのです。
たくさん公演があるからどこかしらチケットとれるだろうと
甘く見ていたのですが全っ然とれない！
やっとの思いでチケットぴあに電話がつながり手に入れた一枚でした。

とにかくイエローモンキーは音が大きくて
思ってより弱々しくなく、、がっつりかっこいい演奏をしていました。
ベースがすんごく聴こえて気持ちよかった気がします。
しかしこのツアーはかなり過酷な旅であったことを
いちファンの私はだいぶ経ってから知る事になります。

雨の中、外人バンドにはさまれたフジロックとか
ツアー失敗発言とか
大切な人の死とか、家族への思いとか、
113本、１本もとばすことなく完走しただけでもすごいのに
その間にはこれでもかと試練が重なって。
このバンドはたぶん、私が想像するよりもはるかに
「パンチドランカー」だったんだなーと改めて確認しました。
思ってたよりそうとう根性あるんだなぁって。（失敬）

ゆったり過ごしたかった私は少し気分が揺さぶられ
そのままの気分で当日のライブをしたのですが
良い音楽家に出会えたことも手伝って
いつも以上にギターをかきむしる、となったのでした。

今回のような「ライブ導入」がよろしかったかどうかは
分からないのですが、でも結局のところ
感情は高ぶったとしても自分を上手い具合に
コントロールできてはいないなぁと。
それはやっぱりダメだなと思いました。
でも「あれ！？コントロールできないなぁ！」って笑って
好き勝手できることって、私の人生では音楽だけなのです。
だからまたどこかで愉快な曲を気持ちいっぱい込めて
演奏していると思いますが
是非、笑いに来て下さい！