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東京で活動するバンド、「しらべもの」のブログです。
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こんにちは。
『油断は禁物』を今日の寒さで知りました、マスイです。

朝、スパゲティで腹ごしらえをしたら
電車の中で吐気を感じる
ちょっと手前の気分になり、やや後悔。
やはり朝からがっついてはこの胃もびっくりか。
自分の体を過信しちゃいけませんね。

さて、行き先は三井記念美術館。ここは2回目です。
今日拝見したのはオーキョマルヤーマ、
『円山応挙ー空間の創造』です。

いつものように一通り見回った後
館内を行ったり来たりして気になる作品を
時間をかけて拝見しておりました。

作品の中に『淀川両岸図巻』という
ちょっと変わった絵巻物があります。
それを観覧していた二人のおばさまが
ひそひそ話してました。

おばさまA「それにしても細かいし、変わってるし。
                すごい人だけどさ
                こんな人が旦那さんだったら大変よねー」
おばさまB「ふふふ!そうねぇー」
私「(心の中)まあ、半分諦めて
      こんな奇才な人との人生もいいかもですよ!」

そっと会話に参加。


『波濤図』、『藤花図屏風』、『雪松図屏風』
そして『松に孔雀図襖』

最初はため息ばかり。そして次第ににやにや。
この「にやにや」が未だに自分でも解析できない。
よろこび・・、なんの?絵との出会いの?
うーん・・。


空間を自由に操る応挙。
見えていた景色をそのまま2次元の絵にすれば
当たり前だが現実との「ズレ」が生まれてくる。
しかし「こう見えたんだもんなー」と(言ってないと思うけど)
「ズレ」などおかまいなしに
むしろその「ズレ」を上手いこと使って
現実と絵の世界を結ぶ架け橋にしているような気がしました。

そして、松の枝、藤のくねくねした幹、垂れ下がった花々、
竹の一本一本、それらが描かれることによってできる余白は
単純に「余った場所」「描かれなかった場所」では
決してなく、計算された絶対的な余白であり
そこが有意的な空間となって
絵の中に吸い込まれる感覚になりました。


でも私は単純に大きな作品を見ると
圧倒され正座したくなります。
そして心が浄化された気分になって帰ります。


もし自分の子供が男の子だったら
「応挙」って名前もいいな。


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自己紹介:
マスイ(gu&vo)、カセ(drums&key)のふたりで
2007年夏に結成。2008年10月、カセお勤め終了。お疲れさまでした。その後マスイひとりで活動。2009年1月、チャンプさんがベーシストとして加入。よろしくお願いいたします。

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