東京で活動するバンド、「しらべもの」のブログです。
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こんにちは、こんばんは、鼻水が溢れて止まらないマスイです。
春一番が吹く中、気になってた展覧会を観に
国立近代美術館へ行ってきました。
【工藤哲巳 回顧展 あなたの肖像】
工藤氏のことは知らなかったのですが
ポスターが妙に気になっていました。
感想というか第一印象というか。
シュルレアリスム、、とくくっていいのかなぁ。
とにかく視覚的刺激と鮮やかさ。
男性器をモチーフとした作品は珍しくないですが
ここまで多用されていると
もうそれらが寄生虫のように見えてきて、、。
(男性の皆さんすみません)
でも一種の生き物に見えました。
工藤氏がよく使用しているものは他にもあって
サイコロ型の箱、カラフルな糸、ロープの結び目、電子回路
そして鳥籠。
鳥籠の中の人間が編み物をしていたり、あやとりをしていたり。
「結局人間は一生箱の中から出られない」というニュアンスの
解説もありましたけど、これは「廻るピングドラム」という
アニメの中でもテーマのひとつとなっていたことかなと思います。
ここで言う「箱」とは人間の「体」のことで
魂を自己とするならば、人間は生きている間
ずっと体という箱の中で不自由に暮らしていくのである、ということだと思います。
その箱もまたさらに箱の中にあって
それもまた箱の中にある、たぶん一番外側は
宇宙ということなんでしょうね。
「原子力」「環境汚染」をテーマにしている作品もありました。
それらの作品はなんだか寒気を感じるものばかり。
異常な程、人工的な世界というか、、。
でも現在の人間が住む世界はこういうことなんだと
目を刺された気分になりました。
「ヒューマニズム、ノー!」としてきた工藤氏。
世界の主役は人間ではない。
現在、人間が生きるために必要なものが増えに増えてしまっている。
「あれがないと!」ってものがありすぎる。
さて、これを「生きやすい環境」と言えるのだろうか。
過激なパフォーマンスも
鑑賞者とのコミュニケーションにすぎない、のだそうです。
「気持ちわるっ!」と拒否されても、それはひとつの「反応」であるということ。
作品を作って終わり、パフォーマンスして終わり、ではないということ。
どれもこれも奇抜で挑発的な作品ばかりなのですが
それらを「あなたの肖像」と銘打っていることで
「関係ないぜ」と言えなくさせる引力を感じました。
展示の終盤、ちょっと陽気な、パラダイス的な感じもあって
箱の中から解放された人間が
昇天していくような世界が待っていました。
気になる方は是非。3月30日まで開催されています。
この展覧会に限ったことではないのですが
他の人はどういうふうに思うのかなぁということが
いつも気になります。
もし観に行かれて感想教えてくれる方いましたら
是非お知らせくだされ!
春一番が吹く中、気になってた展覧会を観に
国立近代美術館へ行ってきました。
【工藤哲巳 回顧展 あなたの肖像】
工藤氏のことは知らなかったのですが
ポスターが妙に気になっていました。
感想というか第一印象というか。
シュルレアリスム、、とくくっていいのかなぁ。
とにかく視覚的刺激と鮮やかさ。
男性器をモチーフとした作品は珍しくないですが
ここまで多用されていると
もうそれらが寄生虫のように見えてきて、、。
(男性の皆さんすみません)
でも一種の生き物に見えました。
工藤氏がよく使用しているものは他にもあって
サイコロ型の箱、カラフルな糸、ロープの結び目、電子回路
そして鳥籠。
鳥籠の中の人間が編み物をしていたり、あやとりをしていたり。
「結局人間は一生箱の中から出られない」というニュアンスの
解説もありましたけど、これは「廻るピングドラム」という
アニメの中でもテーマのひとつとなっていたことかなと思います。
ここで言う「箱」とは人間の「体」のことで
魂を自己とするならば、人間は生きている間
ずっと体という箱の中で不自由に暮らしていくのである、ということだと思います。
その箱もまたさらに箱の中にあって
それもまた箱の中にある、たぶん一番外側は
宇宙ということなんでしょうね。
「原子力」「環境汚染」をテーマにしている作品もありました。
それらの作品はなんだか寒気を感じるものばかり。
異常な程、人工的な世界というか、、。
でも現在の人間が住む世界はこういうことなんだと
目を刺された気分になりました。
「ヒューマニズム、ノー!」としてきた工藤氏。
世界の主役は人間ではない。
現在、人間が生きるために必要なものが増えに増えてしまっている。
「あれがないと!」ってものがありすぎる。
さて、これを「生きやすい環境」と言えるのだろうか。
過激なパフォーマンスも
鑑賞者とのコミュニケーションにすぎない、のだそうです。
「気持ちわるっ!」と拒否されても、それはひとつの「反応」であるということ。
作品を作って終わり、パフォーマンスして終わり、ではないということ。
どれもこれも奇抜で挑発的な作品ばかりなのですが
それらを「あなたの肖像」と銘打っていることで
「関係ないぜ」と言えなくさせる引力を感じました。
展示の終盤、ちょっと陽気な、パラダイス的な感じもあって
箱の中から解放された人間が
昇天していくような世界が待っていました。
気になる方は是非。3月30日まで開催されています。
この展覧会に限ったことではないのですが
他の人はどういうふうに思うのかなぁということが
いつも気になります。
もし観に行かれて感想教えてくれる方いましたら
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プロフィール
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非公開
趣味:
音楽
自己紹介:
マスイ(gu&vo)、カセ(drums&key)のふたりで
2007年夏に結成。2008年10月、カセお勤め終了。お疲れさまでした。その後マスイひとりで活動。2009年1月、チャンプさんがベーシストとして加入。よろしくお願いいたします。
2007年夏に結成。2008年10月、カセお勤め終了。お疲れさまでした。その後マスイひとりで活動。2009年1月、チャンプさんがベーシストとして加入。よろしくお願いいたします。
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