東京で活動するバンド、「しらべもの」のブログです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
前売チケット買ってさっそく行ってきました。
横山大観や狩野永徳、その他有名な画家の作品を拝見できるこの展示会。
わたしが一番見たいと胸を熱くさせていたそのお方は
伊藤若冲。
テレビで彼の作品を見た時
開いた口はふさがらず。
それからとても気になってしまい
若冲特集ではないですが、この展示会で彼の作品が見られると知って
興奮しておりました。
入り口、
金色雲が特徴的な狩野永徳の屏風絵からはじまり
「家にこんな屏風があったらなぁ」と夢を見つつ
少しずつ進む。
そして現れた一枚の掛け軸。
見た瞬間に「来た!若冲さんだ」と叫ぶ(心で)
そこにかけられていたのは『旭日鳳凰図』。
わたしは体が動かなくなっていました。
にわとりを描くにも1年間は観察することに徹底し
翌年ようやくデッサンをはじめる。
『人の楽しむところ一つも求むる所なく』
そう評されていた若冲。
絵を描くこと、それだけが彼の楽しみであり生き甲斐であり喜びだったのでしょう。
そして展示会場一室にずらっと飾られた『動植綵絵』。
それはそれは圧巻でした。
うれしさとかなしさとかそういうことではなく
意味の分からない涙があふれてきて
しかしぐっとこらえ
若冲が「神気をつかまなければならない」と言い
それをつかんで描いた色とりどりの作品を
時間の許す限り目に焼き付けてきました。
作中の生き物、それらひとつひとつは
気が遠くなる程細かく描かれ
しかし絵全体を見ると、その構図、色彩は奇抜でサイケデリックな感じもして。
そしてまたひとつひとつの生き物に着目すると
とてもかわいらしく滑稽でなんだか皆楽しそうで。
現実的であり幻想的でもあり
写実的であり空想的でもあり。
鳥も虫も草木も花も魚も貝殻も。
全ての生き物の命の光を
若冲は鮮やかな色彩と超絶技巧で
私達に「目に見える」ものとして描き残してくれたのでしょう。
ありがとうです、若冲おじいちゃん。
200年以上も前にあなたが描いた作品で
わたしは胸がいっぱいです。
マスイ
PR
この記事にコメントする
カレンダー
02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
リンク
フリーエリア
最新コメント
[08/14 gvhuwbrnxp]
[05/07 chomktbtlw]
[01/10 nopmstdslb]
[01/10 blebyktmeh]
[12/17 gicovbngeu]
最新記事
(09/03)
(08/17)
(06/28)
(05/18)
(04/19)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
しらべもの
HP:
性別:
非公開
趣味:
音楽
自己紹介:
マスイ(gu&vo)、カセ(drums&key)のふたりで
2007年夏に結成。2008年10月、カセお勤め終了。お疲れさまでした。その後マスイひとりで活動。2009年1月、チャンプさんがベーシストとして加入。よろしくお願いいたします。
2007年夏に結成。2008年10月、カセお勤め終了。お疲れさまでした。その後マスイひとりで活動。2009年1月、チャンプさんがベーシストとして加入。よろしくお願いいたします。
ブログ内検索