東京で活動するバンド、「しらべもの」のブログです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
こんばんは、新曲リズムを模索中のマスイです。
目が覚めて、窓を開けたら曇天。
今にも雨が降りそうでした。
だいぶ寒そうで一瞬出かけるのをやめようかと
思ったけども、いや、行こう。
今日の天気は「それ」にはぴったりな気がしたのです。
あれやこれやと用をすませ、気づけばもうすぐ13時。
映画がはじまるのは13時20分。
ここから下高井戸。
近そうだけど、シュンッて行ける距離ではない。
でも運良く電車の乗り継ぎがスムーズにゆき
必殺「小走り」も使い
上映開始2分前くらいに下高井戸シネマに到着しました。
専門学生の時、授業で「映画の長回し」についてレポートを
書いて発表するという課題がありました。
先生が選んできたいくつかの作品の中から
何気なく決めたのが『霧の中の風景』でした。
映像の学科に入ったのに
もともと映画をそんなに見ない私には
だいぶしんどい課題だったけれども
とりあえず何か少しでも理解したいと思い
何度も繰り返して見てみました。
そんなこんなで脳裏にだいぶ焼き付いている作品。
それをはじめて映画館で見てきました。
さささっと席に着こうと思ったのですが
ほぼ満席です。
一番前が2〜3席空いていたのでそこへ。
何度も見たとは言えど、だいぶ前のこと。
忘れてるところもあるだろうと思っていたのですが
ほぼ覚えていました。
でもそれは私の「何度も見た」ことによる
記憶力の問題ではなく
この作品の「静寂な衝撃力」にあると思います。
新しい発見もありました。
あの台詞はこういう意味だったのかなとか
見落としていたしぐさや表情。
そう言えば、映画の中でライブハウスのシーンがあって
そこで流れていた曲がdoorsみたいだったんだけど
違うのかなぁ。
作品の印象は変わらない。
鉛のようなものが、心にズシンと落とされた感じ。
時代の流れとは
決してみんなにとって「良い変化」ではないのだろう。
遠いところから大きな力に抑圧され、翻弄され、追放され
悲しさや痛みを受けて
本当はどこへ向かえばよいのか分からないまま歩きつづけている。
何もかもが霧の中のように曖昧で薄暗く、心もとない。
そんな世界が無理矢理にもふたつのものに分かれてゆく。
もしかしたらそれが「安心する、安定する世界」なのかもしれない。
でも、霧の中はぼやけているからこそ
頭の中、心の中で自由に理想を描ける。
たとえ現実的に存在しなくても
自分の中にある「確かな理想」を描いて心の中にとどめておけば
人はけっこう色んな困難に立ち向かえるのかもしれない。
ただ、その「確かな理想」に
すべての人間が生きてるうちに出会えるどうかは分からない。
誰も何も、そんなことは保証してはくれませんものね。
映画館を出たら外はパラパラと小雨。
いつも定休日に立ち寄ってしまい
なかなか入れなかった『ばんや』へ。
中華麺をいただく。
おいしい。
すばやくあたたまる。
「あの兄弟にも食べさせてやりたい」
なんて叶わぬことを思ってしまった。
目が覚めて、窓を開けたら曇天。
今にも雨が降りそうでした。
だいぶ寒そうで一瞬出かけるのをやめようかと
思ったけども、いや、行こう。
今日の天気は「それ」にはぴったりな気がしたのです。
あれやこれやと用をすませ、気づけばもうすぐ13時。
映画がはじまるのは13時20分。
ここから下高井戸。
近そうだけど、シュンッて行ける距離ではない。
でも運良く電車の乗り継ぎがスムーズにゆき
必殺「小走り」も使い
上映開始2分前くらいに下高井戸シネマに到着しました。
専門学生の時、授業で「映画の長回し」についてレポートを
書いて発表するという課題がありました。
先生が選んできたいくつかの作品の中から
何気なく決めたのが『霧の中の風景』でした。
映像の学科に入ったのに
もともと映画をそんなに見ない私には
だいぶしんどい課題だったけれども
とりあえず何か少しでも理解したいと思い
何度も繰り返して見てみました。
そんなこんなで脳裏にだいぶ焼き付いている作品。
それをはじめて映画館で見てきました。
さささっと席に着こうと思ったのですが
ほぼ満席です。
一番前が2〜3席空いていたのでそこへ。
何度も見たとは言えど、だいぶ前のこと。
忘れてるところもあるだろうと思っていたのですが
ほぼ覚えていました。
でもそれは私の「何度も見た」ことによる
記憶力の問題ではなく
この作品の「静寂な衝撃力」にあると思います。
新しい発見もありました。
あの台詞はこういう意味だったのかなとか
見落としていたしぐさや表情。
そう言えば、映画の中でライブハウスのシーンがあって
そこで流れていた曲がdoorsみたいだったんだけど
違うのかなぁ。
作品の印象は変わらない。
鉛のようなものが、心にズシンと落とされた感じ。
時代の流れとは
決してみんなにとって「良い変化」ではないのだろう。
遠いところから大きな力に抑圧され、翻弄され、追放され
悲しさや痛みを受けて
本当はどこへ向かえばよいのか分からないまま歩きつづけている。
何もかもが霧の中のように曖昧で薄暗く、心もとない。
そんな世界が無理矢理にもふたつのものに分かれてゆく。
もしかしたらそれが「安心する、安定する世界」なのかもしれない。
でも、霧の中はぼやけているからこそ
頭の中、心の中で自由に理想を描ける。
たとえ現実的に存在しなくても
自分の中にある「確かな理想」を描いて心の中にとどめておけば
人はけっこう色んな困難に立ち向かえるのかもしれない。
ただ、その「確かな理想」に
すべての人間が生きてるうちに出会えるどうかは分からない。
誰も何も、そんなことは保証してはくれませんものね。
映画館を出たら外はパラパラと小雨。
いつも定休日に立ち寄ってしまい
なかなか入れなかった『ばんや』へ。
中華麺をいただく。
おいしい。
すばやくあたたまる。
「あの兄弟にも食べさせてやりたい」
なんて叶わぬことを思ってしまった。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
リンク
フリーエリア
最新コメント
[08/14 gvhuwbrnxp]
[05/07 chomktbtlw]
[01/10 nopmstdslb]
[01/10 blebyktmeh]
[12/17 gicovbngeu]
最新記事
(09/03)
(08/17)
(06/28)
(05/18)
(04/19)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
しらべもの
HP:
性別:
非公開
趣味:
音楽
自己紹介:
マスイ(gu&vo)、カセ(drums&key)のふたりで
2007年夏に結成。2008年10月、カセお勤め終了。お疲れさまでした。その後マスイひとりで活動。2009年1月、チャンプさんがベーシストとして加入。よろしくお願いいたします。
2007年夏に結成。2008年10月、カセお勤め終了。お疲れさまでした。その後マスイひとりで活動。2009年1月、チャンプさんがベーシストとして加入。よろしくお願いいたします。
ブログ内検索